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ワークショップ・レポート

冬の縁パブ 1/16 「フリーテーマ」 レポート

posted on 2010年1月25日 16:21

こんにちは!
根津スタジオスタッフの長谷川です!

1月16日(土)に冬の縁パブSpecialが開催されました!
毎回、テーマを設定して行っておりますが、今回は「テーマなし」で開催!

以下の3名の方々に発表していただきました。

Mさん:音楽を生かした社会貢献についてのアクションプラン
Eさん:韓国Noridanを東京で立ち上げるためのアクションプラン
Hさん:サッカーを通じてホームレスの自立支援を行う活動報告


【一人目】

まずは、学生Mさんによる、「音楽を生かした社会貢献についてのアクションプラン」のお話です。
Mさんは、音楽が好きで、
ベネズエラの国家プロジェクト「エル・システマ」(注1)を知ってこのプランを考えたそうです。

音楽には、言語や心の壁を越えて人とコミュニケーションをとったり、
心を豊かにする力があると思うので、
例えば日本だったら孤独を感じている人や将来に希望を持てない人へ
世界だったら紛争などで心の壁を乗り越えられない人へ
楽器を演奏する機会を提供したいというアクションプランをお話してくださいました。

これに対して、会場からは、

「とても素敵なアイディアなので、小さな試みから実践してみるといいのではないか。
僕の場合は、まず、やっているところに聞きに行ったり、それを真似したりしている。」

広石からは、

「音楽プログラムを作るときに、他でやっているプログラムと差別化するために、
そのプログラムの強みや『ここが違う!』という点について考えていって欲しい」

というアドバイスが出ました。これを受けて、Mさんは、

「これまで、こういうことを人前でしゃべったこともなく、
自分の中でもんもんと考えていただけだったので、
ここでいろんな意見を聞いてとても勉強になりました」


【二人目】

続いては、Hさんによる発表。
サッカーを通じてホームレスの自立支援を行う活動の報告をしてくださいました。

Hさんは、会社員をしながら、ビッグイッシュー日本(注2)でボランティアをしていて
ホームレスの方々が、サッカーワールドカップ(注3)に出場するために
練習をしたり、ボランティアスタッフをまとめたりするサポートをしたそうです。

職を失って、住居を失って、人とのつながりや希望を失ってホームレスになる方に
サッカーというチームワークで戦うスポーツを通して
再び生きる喜びや希望を持って欲しいという、Hさんの思いについてお話していただきました。

実際に、今年9月、東京からワールドカップに参加した選手3人中、
すでに2人が就職をして自立しており、その結果に参加者は驚いていました。

今年は国内大会を開催することを目標としていて
多くのホームレスの方に参加してもらって、元気になってもらいたい!
という意気込みを聞いて、会場からは、

「生きる意欲がない状態の人にものを与えても消費して終るだけだけど、
サッカーを通したコミュニケーションは、社会復帰をしたときのコミュニケーションの練習にもなる。
職場復帰した後、問題になるのはコミュニケーションだと思うから。」

「Jリーグ(地域vs地域)だと盛り上がるから、ホームの感覚があったらいいのじゃなかと思う。
例えば、駅ごととか、区ごとに対抗するとか。」

という励ましのコメントや、新しいアイディアも出ました。


【3人目】

最後に、韓国のNoridan(注4)を日本で展開準備を始めているEさんによる発表です。

韓国のNoridanは、環境を想う音楽パフォーマンスを行う社会的企業で、
廃材を使ったりリサイクルをして楽器を作っている。
団員は、社会からドロップアウトした若者。
リサイクルで楽器をつくるワークショップや、ライブ、舞台などをやっている。

Eさんは、これを東京で実現するべく、昨年後半から準備をしているそうです。

そこで、Eさんから議題が提示されました。

「日本でやるとしたら、団員は誰か?どのようにアプローチするのか?」

この問いに関して、参加者から様々な意見が飛び交い、ディスカッションは白熱!
新しい視点やアイディアが出たひと時でした。


そして、話はどんどんフリートークへ!
フリートークでは、「就職しようか、NPOなどで働こうか、起業しようか悩んでいる」
という個人的な進路相談に発展!
こういった質問に対しても、違った背景をもっている参加者の方々に、
それぞれの考えをお話していただきました。


このように、冬の縁パブSpecialは、
参加者の考えや疑問を自由に発言してディスカッションできるカジュアルな雰囲気の交流会です。


しっかりとした形にはなっていないけれど考えているアクションプランがある方にとって、
人前で話してコメントをもらったり、参加者からの質問に答えたりすることで
新しいアイディアが出たり、もやもやしている考えがスッキリまとまったりする場になります。
ですから、発表しなくとも、一人の参加者としてコメントしてくださる方が重要なのです。

冬の縁パブSpecialは、3月までテーマを設定して今後も開催していきます。
リピーターの方には嬉しい!2回目以降、6回目以降の割引もご用意しております。
ぜひ、一度遊びにきてください!

◆冬の縁パブSpecial
http://nez-studio.jp/mystiudio_winter09-10_specia.html

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(注1)ベネズエラの国家プロジェクト「エル・システマ」
「エル・システマ」は、全国各地にユース・オーケストラを設立し、
貧困に喘ぐストリート・チルドンレンたち(麻薬密売や強盗の経験者も多数)に
クラシック音楽の演奏体験をはじめ様々な教育的サポートを施して
非行や犯罪から守るという画期的な試みであり、世界的に高い注目と評価を集めている。
「100年に一人の逸材」と賞賛されるほどの若手指揮者を輩出した。

(注2)ビッグイッシュー基金
(有)ビッグイシュー日本(ホームレスの人に雑誌を売る仕事を提供し自立を応援する事業)を母体に設立された非営利団体。
"敗者復活"しやすい社会の形成にチャレンジし、
ホームレスの人たちが再び社会に復帰できるようにする多面的なサポート事業を行っている。
(http://www.bigissue.or.jp/)

(注3)ホームレスサッカーワールドカップ
ホームレスの人のみが選手として参加できるミニサッカーの世界大会。
世界に共通する貧困という問題や人間の可能性について世界中の人々に考えてもらい、
同時に貧困状態にある人たちに楽しみや喜び、希望を感じるきっかけをつくるために生まれた。
2008年のメルボルン大会には48カ国が参加、1週間でのべ13万人の観客を集めた。
2009年のミラノ大会にも48カ国が参加を表明。
(http://www.nobushijapan.com/)

(注4)Noridan
Noridanは、韓国で2004年に誕生。
人間と自然と文明の再利用を基本として、
社会的活力と持続可能な楽しみをデザインする公共文化芸術企業。
韓国を始め、ロンドン、ホンコン、シンガポールなど世界各国を舞台に、
毎年200公演以上、1000回以上のワークショップを行い、
環境にやさしい遊びを提案しています。


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