ファシリテーター体験 レポート
posted on 2008年9月26日 00:18
広石です。
会社はもちろん、サークル活動や勉強会など、人が集まるとミーティング・会議が開かれます。
エンパブリックで「ファシリテーター体験」を始めてから、色々な人と話して感じたのは、
意外に多くの人が「会議がつまらなくても、それは仕方ない」と思っていることです。
「会議、なんとかならないかな、とは思うけど、ま、仕事だし、そんなものかな、とも思う」
「すごい会議とかあるかもしれないけど、うちはそんなすごい人がいる訳ではないし・・・」
先日、「もしもハリウッド監督が会議を仕切ったら?」という本を読んでいたら、
「2時間の会議は、なぜ同じ2時間の映画のように楽しみなものにならないのか?」
という趣旨の言葉が出ていました。
確かに、映画では2時間あれば、地球が危機に陥り、その背景が説明され、色々な思惑が
絡み合い、挫折や危機にどきどきしながら、解決まで持っていく体験ができます。
なのに、多くの会議って、2時間出ても、あんまり「何かを体験した」「深い理解が進んだ」と
いう感じはしないですよね。出席前と後で、何も違わないような感じも多いですよね。
ただ、せっかく、それぞれ忙しい人が、日程を合わせ、1時間や2時間を割くのですから、
少しでも充実した時間になっていって欲しい。
いいミーティング・会議が、色々な現場で増えていって欲しいという想いから始めたのが、
「ファシリテーター体験」です。
ミーティング・会議を始めとする様々な場の進行を担う人のことを指します。
場の進行を担うといっても、議長や司会というのは、
議題を進めて行く人のことですが、ファシリテーターは
もっと多面的な役割を担っています。
右は「ファシリテーター体験」で提供している
「ファシリテーターの役割」をまとめた資料です。
(クリックでPDFファイルをダウンロードできます)
議題の進行はもちろんですが、参加者が話しやすい雰囲気づくり、議論を展開したり、
意見の対立点を明確にすることで議論を活性化させたりする役割を担っています。
こう説明を聞くと、「そりゃ、会議にそういう役割があればいいな」と思いますよね。
でも、これまでファシリテーター体験のプログラムを受講した14名の方は、みんな口を
そろえて、「実際にやってみると、案外難しい!」とおっしゃいます。
やっぱり、ミーティングや人と話すことって、理屈や本だけじゃわからない。
先ず、やってみて初めて、それを客観的にチェックして初めて理解できる部分も多い。
そこで、ファシリテーターって何か? なぜ必要か?というのを理解するために、
先ず自分自身で体験してみよう!というのが、「ファシリテーター体験」です。
しかし、ただ「体験」するだけでは、深い気づきは得れません。
エンパブリックの「ファシリテーター体験」で大切にしているもう一つのことは、
「体験を通して、参加者一人ひとりの方が、自分の特徴を知り、
自分らしいファシリテーターとして成長する第一歩を踏み出して欲しい」
ということです。
参加者の方からのコメントで嬉しかった一つが、
「明るく、強いタイプではない自分が、どうファシリテーターとして成長すべきかわかった」
というものです。
"会議を仕切る"というと、すごく強い姿勢が必要な感じがしますし、
"ポジティブな姿勢の見本に"というと、めっちゃ明るくないといけない感じもします。
しかし、進行役が強すぎると、会議の参加者は受け身になってしまいます。
進行はしっかりしているけど、参加者として肩身が狭いのも、つまらない会議ですよね。
また、自分が明るく元気な人が、他の参加者をポジティブな姿勢にできるとは限りません。
これまでの参加者の14名には、14通りのファシリテーターのスタイルがありました。
弱い感じの人だからできるファシリテーション、しっかり者だからこそのファシリテーション、
優しい感じの人だからこそのファシリテーション、好奇心が強い人だからできるファシリテーションなど
一人一人のファシリテーターとしてのスタイルを発見し、自分らしいスタイルで成長していく
ための気づきを提供したいと考えています。
参加者の方からは、
・これまで会議に参加しても、進行役になるのは避けていたんだな、と感じた。
・ミーティングの準備って、書類を準備するだけではないとわかった。
・曖昧にして、対立をさけていたけど、論点を明確にすることの必要性を感じた。
・自分のミーティングのやり方を客観的にチェックしてもらったのは初めて。
・他の人がファシリテーターをしている間、退屈になるのかな?と思ったけど、
話のテーマが面白いので、もっと話を続けていたい!と思った。
という声もいただいています。
「ファシリテーターって、そういう役割を担う(特別な)人が担うものだと思っていたけど、
私は私流にやればいいんだな、と思った」
基礎的なビジネス・スキルとして多くの人が自信を持ってもらえる社会です。
ぜひ、自分らしいファシリテーターのスタイルを、ファシリテーター体験で見つけて下さい!

