〔まち学〕ドキッとしました 芸工展ディープツアー (レポート2)
posted on 2008年10月21日 11:15
街歩きの前に『空間をデザインすることって?』といった内容で、参加者の皆さんと美術館の展示を例に
挙げて勉強会を少々。いや、まさかのするどい質問や意見の数々の連続に、私のネタの引き出しが
どんどん開けられました。約1時間ほどの会でしたが、積極的に参加してもらえてよかったと思います。
美術館の展示と共通する部分、違った部分を意識しながら、出展者側の視点から街歩きがスタートしたわけですが...
下町は異次元です。どんな出逢いがあるかもわかりませんし、その魅力も罠になっているわけで、やや脱線気味な
場面もちらほら。笑
知らず知らずに下町の魅力にどっぷりとハマってしまいました。
そんな下町歩きではたくさんの発見がありました。一人で歩くよりも、大勢で、それぞれの視点や
目線で歩くと、自然と発見も増えます。
無骨丸を過ぎたあたりにある、"水の出ない水道とすぐ横の水の出る井戸"。一同『なんで?笑』と
思わずツッコミむ一幕。
市田邸に向かう途中の古びた民家。そのドアの前で『ドアが歪んでいるのか、それとも家全体が歪んでいるのか』というどっちでもいい議論。笑
でもそんな瞬 間が楽しかったりします。しばらく歩いて出会った金色の蝉数百匹、道路脇の最強サボテン(本日命名)等々、下町歩きは面白い発見と出逢いの連続です。
僕は特に店の看板だったり、ギャラリーの表部分をチェックしながら歩いていました。
戦時中に空襲がなかった地域だけあって、古い建物もたくさんのこっている今回の散策コース界隈には、当時の面影をのこす看板もたくさんのこっていました。
看板の文字の形だけでも、その街の歴史を追い、いつ頃のものなのか探ることができます。それからギャラリーの入り口です。店内もさることながら、そこへ至
までの誘導や仕掛け作りが、美術館以上に巧みに施されていました。『思わず入って見てみたくなる』『ちょっと気になる』という感覚にさせるうまさは、プロ
も学ばなければいけませんね。
根津スタジオに戻ってからの振り返りでは、今日一日気づいたこと、感じたことを参加者全員で共有
し、盛んな意見や感想を交換することが出来ました。また、
デジカメで記録してきてもらった情報をみ
んなで共有できるようにする作業からは、今日初対面の人同士とは思えないほどの一体感を感じました。
普段の視点を、見る側から作る側へシフトさせるだけで、ギャラリーや商店がどんな工夫をしているか、もっと大きな規模で言えば、街全体の魅力はどんな物や工夫によって成立しているのかに気づくことができると思います。
次回はまた違うコースを歩きます。楽しみです。
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