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スタッフのつぶやき

広石コラム「コミュニティなき時代に、子育てはできるのか?」

posted on 2010年9月14日 19:08

(empublicメールマガジン 「根津の街から」 第33号より抜粋)

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○1○ 広石コラム:コミュニティなき時代に、子育てはできるのか?○○
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「赤ちゃんが寝ています。静かにお願いします」と、最近、時々、
エンパブリックの事務所の入り口にマグネットが貼られています。
それを見て、訪問してくれた方が、恐る恐るドアを開け、
実際に入り口近くで赤ちゃんが寝ている姿を見て、
???という表情をされることがあります。

これは、スタッフの諏訪玲子が、事務所に赤ちゃん(つい最近1歳に
なったばかりの遥翔くん)を連れてきているからなのです。
エンパブリックのスタッフには主婦の方も多いので、中学生や小学生の
子どもを連れてくることもあり、事務所は賑やかな感じになります。

子どもたちのお母さんが忙しい時には、他のスタッフが世話や相手を
しているのですが、エンパブリックのスタッフの中で、赤ちゃんをあやす
のが、一番上手なのは長谷川です。
彼女は、福島で親戚が近くにたくさんいる環境で育ち、小さい頃から
周りに赤ちゃんがいて、あやすことに慣れているのです。

そんなことから、スタッフの間で、子育てとコミュニティについての
話も良く出ています。

実は今、自分が母親になるまで、他の赤ちゃんの世話をしたことがない
という若い女性が増えています。僕も実際、大学で学生たちに聞いても、
赤ちゃんの世話を任されても大丈夫と思える人は少ないようです。

つまり、赤ちゃんの世話、対応に慣れておらず、経験値が少ない人が、
大家族から離れたマンションの一室の中で、24時間、言葉も意図も通じない
存在と一緒に過ごし、相手は泣き叫ぶ中で、世話をし続けなければならない
状況に陥る人が増えている訳です。

最近の児童虐待のニュースを見るたびに、経験の少ない母親と父親だけで
子育てをしろというのが、無理なのではないかと感じることがあります。
(この話を、長谷川と諏訪でした時に、諏訪がTwitterでつぶやいたことを
下記に添付しました)


人間は、群れをつくって生きてきました。
動物の子どもは、生まれて直ぐに立ち上がることができるのに対して、
人の子は、とても弱い状況で生まれます。そして、とても長い時間をかけ、
周りの庇護下で、周囲との関係性の中で、ゆっくりと育つことによって、
知恵を身につけていく。

コミュニティのない状況下での、区切られた空間の核家族が子育てをする
ことの限界を、もっと正面から向き合う必要があるでしょう。

最近、若い夫婦にシェアハウスが人気だそうです。それも、コミュニティが
ある空間で子育てをしたいという気持ちからではないでしょうか。


現在のコミュニティがあることを前提とできない地域社会において、
コミュニティを、どう再構築するか。

それはエンパブリックの取り組んでいるテーマの重要な柱であり、
10月から始まるコミュニティ・マネジメント・ゼミの一つの主題です。

そのヒントの一つに、子育ての中で必要なことを自分たちでつくることで、
コミュニティを構築し、まちづくりを進めていった事例として、
韓国ソウルのソンミサン・マウルの事例があります。   (次回に続く)


-◆Twitterでの諏訪(reiko_222)のつぶやき◆--------------

子育てを家庭の中だけでやろうとするから、母親と父親のなすりつけあいになっ
て苦しくなる。「私(俺)だってがんばってる」って言葉、この1年で何度かわ
されたことだろう。家庭という枠を越えて子育てできる環境を作らないと、母親
のストレスはなくならない。
だからみんなコミュニティを求めてママ友を作るのかな。ママ友は、この時代で
子育てしていくための、母親たちの生命線とも言えるのかな。ってことは、ママ
として属せるコミュニティがあればいいってことなのかも。

仕事で疲れてる父親が子供の世話をしてくれない時とかに、母親が全部背負うの
も、父親にやれっていうのも、どちらも違う気がする。父親にやらせるなら、会
社が育児支援をすべきだし、そうやって社会全体で支え合わないと、育児がどん
どんつらいものになっていく。

そうは言っても、多くの母親が子供と一緒に夜泣きしながら、なんとか乗り切っ
てるんだと思うと、社会のせいにしすぎかなって思ったりもする。でも、それが
現実なら、「あんた見てると子育てしたくなくなる」っていう友人の言葉も頷ける。

でも、どれだけストレスがたまっても、「この子がいなければよかった」なんて、
一瞬たりとも思わなかった。ただ一緒にいるだけでいいという存在が、旦那の他
にもさらに増えた。こんな素晴らしいことなのに、悪いイメージはもったいない
と思うんだけどな。

イクメン自体は悪くないと思うけど、それが答えにはならない。それより、子育
てを家庭で完結させないといけないという考えを改めるべきだと思う。

コミュニティが崩壊してる今の時代、頼れる親戚も近所にいない中で子育てする
のは、絶対に大変なこと!だから、もっとまわりを頼っていいんだよ~!と、同
僚 @hasegawaogin に言われた。涙がでたよ、ありがとう~!!

⇒(@hasegawaoginからのRT)
環境のせいにして自分を正当化するわけではないけど、コミュニティが崩壊して
いるのは事実で、その中でどうやって子どもも母親ものびのびと生きていけるか
は、日本社会の大きな課題だと思います!

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