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2010年12月

 

category: ワークショップ・レポート

《レポート》11/17「雑談から始まるファシリ&場づくり (スニーカートーク)」講座

posted on 2010年12月14日 15:40

こんにちは。
インターン生の花宮です。
もう11月も終わるなんて、一年もあっという間ですね。


今回は、17日(水)に根津スタジオで行われた「雑談から始まるファシリと場づくり」
ワークショップをご紹介します。

参加者は4名。来月にお仕事の都合で
ファシリテーターをしなければならなくなったという差し迫る状況の方から、
たまたま根津スタジオに立ち寄った流れで受講してみたという学生まで様々。
『ファシリテーションって最近よく聞くけど、一体何?』
という私も末席に参加させていただきましたので、
今回は、一参加者としての視点からご報告いたします。


まずは、突然8分間雑談せよとの指令。

初対面の方とグループで話すのは、なかなか難しいですよね。
お互い探りをいれていく何とも当たり障りのない会話を続けます。笑
そして、その後ワークシートに沿ってその雑談をそれぞれがチェック。
普段何気なくしている会話を自分で評価するなんて初めての体験でしたが、
そうすることで、会話の満足度は個人で違うことや
雑談が盛り上がる要素は何なのかが明らかに。


短時間の雑談であっても、そうして"話し合う"ことでそこに「場」が生まれまるんですね。
しかし、その場を構成する全員が全員好き勝手に振る舞ってしまえば、
参加者が満足できるような「場」にはなりえません。

会社やサークル、話し合いの場で、
一部の人が話題を独占し、言いたいことが言えない
逆に、誰も意見を言わなくて場が気まずい、
気がつけばいつも脱線し議論が進まない
こんな経験はありませんか?

そこでその「場」全体に気を配り責任を持つ者、
それを担う存在としての「ファシリテーター」が必要になるんです。

ということで、
ここでやっと本ワークショップのタイトルの意味を理解し、スタートラインに立てた私。


議題進行、コンサルタント、ロールモデルなどなど、
ファシリテーターの役割や技術に理解を進めたら、
後はひたすら実践あるのみ!というわけで、
参加者一人づつがファシリテーターを務めるワークに挑戦。

意見やアイデアを引き出すもの、解決策を考えだすもの、ワークの課題は様々なのですが、
その中でも特に話題になったのが、"ホワイトボードの使い方"。
ホワイトボードや黒板など、会議には欠かせませんよね。
これの使い方が、なかなか重要なポイント。
サークルの会議などでホワイトボードを何度となく書いてきましたが、
これにも慣れとコツがいるんです。

ホワイトボードをただの"記録"として使うか、"その場を盛り上げる道具"として使うか、
視点を変えて使うだけで、議論の結果に大きな差がでます。
では果たして、そのコツとはなんなのか?それは、ぜひ受講してお確かめくださいね。笑


ワークを終えた後の参加者からの質問タイムも盛り上がり、
ワークショップは無事盛況のもと終わりました。

サークルのミーティングや会社の会議、また家族会議など、
人が集まって話し合う場は無限にあります。
あらかじめ、何の目的でやるのか、どうしたら参加者がやりやすくなるのか、
それこそホワイトボードなどの道具の使い方など、
前もってのちょっと考えておく、その準備がとても大切なんですね。

ただ、それ以上に重要なのは、話し合う場以前の"関係性。"
それは、いくら優れたファシリテーターでも変えることができないんです。

なので、普段から人が安心して意見を言えるような、
そんな人間になりたいな、と思うと同時に、
人生のどんな場面にも使える、ファシリテーターの技術に触れて、
ちょっと勉強してみようと思った、この講座。
受講生のみなさん、良い学びと気付きをありがとうございました。


ここまで読んでいただいて少しでも気になる部分があったみなさん、
ぜひ一度お気軽にご受講をおすすめします!

category: ワークショップ・レポート

《レポート》11/ 30 コミュニティ・マネジメント・ゼミ第6回

posted on 2010年12月14日 15:24

コミュニティマネジメントゼミ第6回のレポートです。
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はじめに、呉さんによるセミナー。
今回は「業務マニュアルの重要性」。
呉さんが運営されているDCT交流勉強会の事例のマニュアルシートを
実際に見せていただきながら、業務マニュアルの作成の仕方についてお話いただきました。

コミュニティをやっている人の多くは、いろんな人を巻き込みたい!という思いがあります。
けれども、新しい参加者に運営をいちいち教えるのは手間がかかりますし
結局運営責任者や初期のメンバーが新しいメンバーに仕事を割り振れず、
結果一人や二人で動き回っているコミュニティも多々あります。

そういった問題を改善するのが、ずばり業務マニュアルです。
マニュアルにはさまざまな効果がありますが、何より運営責任者が抱え込んでいる
「自分しかできない」という精神的な不安から解放されることが大きな意味を持ちます。

ただし、マニュアルの重要性は分かっていても、
マニュアル自体もかなり手間がかかってしまいます。
結果、後回しにしていませんか?

そこで、呉さんがアドバイスするマニュアル作りのポイントは二つ。

・簡潔に、1動作1動作ごとをフローに落とし込む
・まず自分から手を付ける

最初からすべてのマニュアル化を目指さす、一つひとつの業務で作ろうとして挫折したり、
マニュアル自体のデザインやレイアウトに手間が行ってしまうという経験は
あるのではないでしょうか?

最初はテキストと→や番号だけのものでかまいません。
初めから完璧なものを作ろうと思わないこと。
とにかくそれを読んで、誰でも作業ができることが重要です。
それを読んでも分からない場合に、加筆・訂正を加えていく。

「マスターのマニュアルはそのままにしておいて、
1年に1度ぐらいマニュアルの見直しを行えばいいでしょう。
そして、まず運営責任者が作るところからはじめましょう」と呉さん。

自分がマニュアル作りの手本を見せないと、
メンバーはどうマニュアルを作っていいかわかりません。
自分がやっていないと、指示もしづらいです。
「これぐらいのものでいいんだ」という形で、
まず「そして最悪全部作るぐらいの勢いでやりましょう」と呉さん。
全体を運営責任者が出して、その改善を担当している人々に割り振る、
という形の方が効率的な場合もあるそうです。

こうすることで、運営責任者も新しい企画提案や
作業以外のコミュニケーションに力を割くことができ、
よりコミュニティを活性化していくことができる!ということでした。

2010-11-30 21.44.01.jpg

次に参加者による発表。
今回は自在塾 と ビッグイシュー基金の方。
自在塾は「地域密着型の学習塾で、様々な新しい試みをされています。
保護者同士が交流できる「ママカフェ」や「親子でバーベキュー」イベント。
親子で考える特別授業「勉強って何でするの?」などなど。
この1年で生徒数は5倍に増加しているそうです。

ビッグイシュー基金は、ホームレスの社会的自立を支援する雑誌『ビッグイシュー』の
関連NPOで、こちらは雑誌以外の自立支援を模索中。
例えば野武士ジャパン実行委員会というものがあり、
他のホームレス支援団体と協力しつつ、
サッカーを通したホームレスの自立支援を行っています。
09年にホームレスワールドカップ・ミラノ大会に参加した選手3人が自立したそうです。

両者のディスカッションでは、ともに、キーワードとして「自己効力感」が話題になりました。
ここでいう「自己効力感」というのは、
「自分の動きにより周りの人や社会に影響を与えられている」という実感のことをいいます。

自在塾では「子どもに意欲をもってもらう必要性を感じていない親もいらっしゃった。
親にも、もっと教育に目を向けてほしい」というのが悩み。
これはビッグイシューが、ホームレス支援において、
「ホームレスの方々が自ら社会復帰しようという意志を持ってほしい」
という点では共通しています。

自在塾の例だと、「塾に入れることに関心を持つこと自体、
何とかしたいという意志が親にある証拠。前向きにとらえなおしてみれは」と広石。
今は小さな芽でかもしれないけれど、長期的に守り立てていくことが必要、とのことでした。

また、社会におけるコミュニティの果たすべき役割についても熱い議論が交わされました。
特にビッグイシューについては、
「なぜホームレスの自立のために、その場や団体は必要なのか?個人ではだめなのか?」
という根本的な問いが、広石から何度も投げかけられました。

こうして、なぜ?なぜ?を繰り返していくことは、
コミュニティにとっても、参加する個人にとっても、
自分の立ち位置を確認する上で必要なことです。
しかし普段、そのようなことをじっくり悩む機会、話し合う機会は
あまり持たれていないように思います。
一人ではそれができないからこそ、こうしたゼミの場が求められている、
と逆説的ながら、コミュニティマネジメントゼミの意義を実感しました。

参加者からは、今日の最重要ポイントとして、
「組織は何が成果なのか、目標なのか、達成すべきことなのか」
についての価値観を共有することが大事。テストに出ます。笑」
との笑いで幕を閉じました。

さらに詳しい内容は、受講生が作成してくださったtwitterのまとめをご覧ください。

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《レポート》11/16 コミュニティ・マネジメント・ゼミ第5回

posted on 2010年12月14日 15:05

こんにちは。
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根津のまちは横道脇道裏道が面白い!
インターン生の花宮です。
コミュニティ・マネンジメントゼミ第5回の様子をレポートします。

本日の根津スイーツは、前回に引き続き、セレネーさんのシュークリーム、
そして、受講生の方が差し入れてくださったおいもやさん興伸さんの芋かりんとう。


ゼミは毎回、講師からのワンポイント講座から始まります。
第5目の今回は、"新しい参加者を募るための情報発信のポイント"。
例えば、イベントを企画して参加者を集めたい場合、
告知文にどんなことを書けば初めての方も来やすくまた参加したくなるのか。
集客イベントをされたことのある方なら、一度はぶつかったことのある課題ですよね。
ポイントは、"対象者の欲している体験を提供できると思ってもらえるか"。
理解よりも、まずその方の持っている関心に引っかかることが肝心なんですね。

私もイベントに人がなかなか集まらず悩んだことがあるので、
思わずうんうんうなづきながら聞き入ってしまいました。


次に、受講生の関わっているコミュニティについての発表とそれに対する討論。
それぞれのテーマ・規模・段階のコミュニティの現状、そして今後の課題などが発表の中心です。

今回は、原宿でおしゃれに土いじりをする園芸プロジェクトと
福島でワールドカフェをしているコミュニティについて。
受講生がみなそれぞれ何かしらの立場でコミュニティに関わっているだけあって、
様々な意見が飛び交います。
商品の提案から団体のテーマやミッションに関する鋭い問い、
より参加者のコミットを高める方法、そしてここで新たなつながりが生まれたりと、
もうここでは書ききれないぐらい議論は盛り上がりました。

コミュニティとは、その中だけで完結するものではないのですね。
社会においてどんな位置づけや役割を担う存在になりたいのか、
改めて考えさせられる深い内容でした。

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コミュニティを運営するにしろ何にしろ、新しいことに挑戦するには苦労はつきものですが、
初めから方法がわかっていればしなくてもよい苦労もあります。
"コミュニティ"という同じキーワードを持つ仲間と、その経験を共有しながら、
自身の持つコミュニティの活性に活かしていけるところがこのゼミの良いところだと思います。
参加者層も広く、ゆるーい雰囲気の中美味しいお茶ありお菓子ありで
楽しく行われているところも魅力です。笑


そんなコミュニティマネンジメントゼミも、年内残すところ後3回!
コミュニティに興味のある方、ぜひ一度受講をお勧めします!

そして最後に今回も楽しい学びある空間をつくってくださった8名の参加者の方々、
どうもありがとうございました!

さらに詳しいディスカッションの内容は、
受講生の方がまとめてくださったtwitter中継をご覧ください。

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《レポート》11/13 コミュニティ・マネジメント・ゼミ第4回

posted on 2010年12月14日 14:38

インターンの藏本です。
コミュニティマネジメントゼミの第4回をレポートいたします。
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根津スタジオの講座では、毎回、根津の下町スイーツと
向かい側にある谷中珈琲店の珈琲を出しています。
本日のスイーツは、セレネーさんの黒ごまチーズケーキ。
ボリュームがあって食べ応えがあるチーズケーキです。

さて、まずはワンポイント解説からゼミが始まります。
今回は当初の予定を変更して、
呉さんによる「メディアMIXを使ったコミュニティの集客戦術」をお話いただきました。
参考図書は「コトラーのマーケティング3.0」。

広告にお金がかけられない非営利系の組織では、
どのようにソーシャルメディアを使っていくかが、
集客の大きなカギになります。

そして、集客をするためには、具体的に以下の4ステップが必要となります。

1、メディアを見つける:ターゲットとなる人が見ているメディアを見つけ出す。
例えば、保育に関わるメディアであれば、子育て世代、
ビジネスマン向けの経営者など、メディアによって見ている客層は違います。
自分たちがターゲットとしている

2、そのメディアとの関係性を深める。時間やお金などのコストを払う。
メーリスだとオーナーとの関係性を深めたり、認知してもらう。

3、そのメディアに情報を掲載する。
いろんなメディアに載せて、とにかくタッチポイントを増やすことが大事です。

4、自メディアに誘導したときに「行こう」と思えるメディアにしておく。ホームページ、ブログ、メルマガ、メーリングリスト、SNSなど。


特に、4.が難しい。どうも根津スタジオもブログの更新が滞りがちです(苦笑)
「自メディアの強化のためには、その時の雰囲気が分かるように、
写真や感想も載せた方がいいでしょう。そっちのほうが足を運びやすくなります」と呉さん。

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次に、参加者からの発表です。
今回は、地域や農業、食のことを考えるSatoと
地方自治体の職員の方による勉強会の立ち上げ。

satoは「食べて」「行って」「届ける」ツーリズムを行うことで、
生産者と消費者が互いに顔を合わせてひとつのテーブルを囲み、
ともに「食べる」関係を作ることを目標にしています。
具体的には、ソーシャルデザインパーティーや、農体験ツーリズムなどを企画運営しています。

一番の悩みは、活動頻度が落ちてしまっていること。
09年にはほぼ1カ月に1回企画していたのが、
今年は現時点でまだ二つしかイベントを開けていないことでした。
「今回発表向け資料を作る中で、活動が可視化することができた」と発表者の方。
また、長期目標が立てられていないことも、
これまでの活動から逆算して考えると、うまくいけるのではないかとのことでした。

発表者としては将来仕事にしたいという想いがあり、もっとガツガツやっていきたい!
とのことでしたが、
「コミュニティネットワークとビジネスを切り離して考えると楽。
コミュニティとしての目標は、まず自給率UP。これを、まずはしっかり固めて、
それを先に、ビジネスは別にを考えていったほうがいいでしょう」と呉さん。

次に、地方自治体の方による勉強会。
発表者の方の問題意識は、せっかくいろんなものを。
市の職員は現場でできる権限も多く、現場での知識もある。
それをお互いに共有することで市の課題解決に生かしたい、
出てきたアイデアの実現もしていきたいと、のことでした。

ですが、アイディアの実現性に注目すると、
そこが一種の陳情の場所に見えてしまう可能性があります。
「活動をするときにビジョンをしっかり掲げることが大事。
ビジョンが分からないと対外的に単なる派閥に見えてしまう危険があります」と広石。

また、公務員の活動の場合、一般に流せる情報に制限があるので、
立場を超えた交流はなかなか難しい。
内部のものだけでやると派閥に見えるし、外に開いた会だと話せる内容に制限が出てくる。
対外的な活動か、内部の活動かをはっきりさせる必要がある、とのことでした。

二つのコミュニティに共通しているのが、'ビジョン・ミッションをどうするか'ということ。

発表者の方も一人では、はっきりしていない部分も多いようでした。
まずビジョン・ミッションを決めるために、
メンバー全員で対話し、共有する場が必要だと言うこと、
そのためにファシリテーションが大事だと、改めて感じました。

次回のコミュニティ・ゼミも楽しみです!

category: ワークショップ・レポート

《レポート》11/2「コミュニティ・マネジメント・ゼミ 第3回」

posted on 2010年12月 3日 13:59

コミュニティマネジメントゼミ第3回が開かれました

今回はゼミ初参加となる、インターン生の藏本がレポートいたします。

まず初めは、NPO法人CRファクトリーの呉哲煥さんによる講習「ミーティングのやり方」。

「メンバーが忙しく活動に中々時間が取れない学生団体やNPOなどの
コミュニティで大事なのは、ミーティング。
ミーティングこそがリーダーが最も注力すべき業務なのです」という
力強いお言葉から始まった呉さんのプレゼン。

事前準備、当日、事後管理、それぞれの時期に、
リーダーがミーティングのために注力すべき重要なポイント、およびコツを教えていただきました。

特に印象に残ったのは、「リーダーの仕事の90%はコミュニケーションである」という言葉。

私も自身の学生団体のリーダーをしていた時を思い出しながら、
・アジェンダの設定、時間配分
・当日の議論のゴールの設定

などは、できていたなと思う一方、
・司会進行役と議事発表者の区別(自分ばっかが突っ込みを入れるなど)
・情報が共有されているかの徹底
・ミーティングや進捗管理に託けた、メンバーのモチベーションのケア
・メンバーの状況を見たタスクの柔軟な割り振りを

などは全然できていなかったように思い、歯がゆい気持ちになりました。
呉さんの話、4年前ぐらいに聞きたかったです(苦笑)。


そして、参加者による、自身が運営しているコミュニティについての発表。
今回は、「みんくるカフェ」(http://ameblo.jp/minclecafe/)と、エニアグラムを学ぶ会。

議論の詳しい内容は、参加者の方がまとめていただいたものをご覧ください!


みんくるカフェは、2か月前に市民・医療関係者の想いの共有、
信頼の醸成を目指した目指したコミュニティ。
会社員から薬剤師などの医療関係者まで、10人ほどが参加しており、
今後は市民向けワークショップなどの開催も目指しています。

現在の最たる課題は、運営を安定させるにはどうすればというもの。
この点について、各講師からアドバイス。
「まず、ホームグラウンドを決めては」と広石。
今はいろんなカフェで行っているのを、今後集まる場所も決めることが、
安定した関係を生む土壌となるとのこと。

呉さんからは「参加者にどんどんタスク、役割をお願いしてみては」というご意見。
現状では設立者がリーダーが運営を担っているため、
いわば、リーダーが参加者にサービスをしているような状態です。
各参加者に役割をお願いすることが、
参加者にコミュニティ意識を持ってもらうことにもつながるということでした。

他に、外部へのアピールの仕方についても議題に上がりました。
参加者の方からは
「参加者欄に、医者、薬剤師など医療関係者が最初に並ぶと、普通の人が行きづらい」
という、鋭いご指摘があり、次回以降の留意点にされていました。

エニアグラムを学ぶ会は、
エニアグラムを同じセッションで学んだ人たちが集まっているコミュニティ。
活動はホームパーティー中心で、参加者の方は自由に意見を言える、
居心地のよい場を作れているそうです。
課題は特になく、ただ今後どうすべきか、形式化した方がいいのではないか、
ということが議論になりました。

この点に対しては、
「多職種の人が集い語る場など、共有している度合いが低い場合は
、形式化されたプログラムが適切ですが、
逆に共有度が高い場合はフリーセッションでも十分に充実します。
コミュニティ内での共有度によってプログラムの必要性が変わってきますので、
現状でいいのではないでしょうか」と広石。
皆さん自らのコミュニティを省みて、大きく頷かれていました。

全体を通して議題に上った話題は、
いちいち私自身がかつて悩んだことで、身をつまされる思いでした。

「あの当時、サークルの代表たちが集まり、悩みを話し合い、
アドバイスをもらえる場があったら・・・」
と、心底感じた一日でした。

category: ワークショップ・レポート

《レポート》10/19 コミュニティ・マネジメント・ゼミ第2回

posted on 2010年12月 3日 13:56

こんにちは!根津スタジオ・スタッフの長谷川と申します!
11名の方々にご参加いただいた、
第2回目のコミュニティマネージメントゼミについてのレポートです!

今回は、「ファシリテーター型リーダー」というテーマについて、
私、長谷川がファシリテーターを担当し、
参加者同士のディスカッションからスタート。

★お題:コミュニティ運営におけるファシリテーター型リーダーの
 実践において、難しいところは?
「リーダーが導きたい方向になかなか皆が来ないとき、
 どのように方向性をまとめていくか」
「主催側と参加者のニーズがマッチしないとき」
「スタッフ以外のボランティアの参画度が異なるとき」

★お題:逆に、カリスマ型リーダーの作るコミュニティの欠点は?
「リーダーがいなくなったら成り立たなくなるリスク」
「着いてこれなくなる人がでるリスク」
「ボランタリーな資源を使うことからリスクが発生する」

参加者の中には、
「ファシリテーター型リーダーという概念を初めて知った」
という方もおり、議論がおもしろい展開に!

特に、おもしろかったのは、
ボランタリーな人的資源でコミュニティを運営する際には、
会社の仕事のように事務的には割りふれないため、
ボランティアの参画度やモチベーションを考慮してタスク分担をする必要があり、
モチベーションを損なわずにいかにタスク分担するかが重要、というポイントでした。

参加者の方々の経験に基づくご意見には、
コミュニティ運営のためのヒントがたくさんありました。
こうして皆さんで知恵や経験を持ち寄ってコミュニティ運営について学ぶスタイルは
根津スタジオが望んでいたことなので、とても嬉しく思います!


そして、第2回からはゼミ生による発表が始まりました。
関心のあるコミュニティについて発表していただき、
コミュニティの課題について参加者の皆さんでディスカッションしていきます。

今回は、某大学の同窓会コミュニティと、子育て支援コミュニティについて
発表していただきました。
詳しくは、中継したTwitterをご覧ください!



ゼミ生からの発表とディスカッションを通して印象的だったことは、
「コミュニティ内では共有していることがあるから、
何かに対して共感する可能性が高く、そのため、安心感を得やすく、
話しやすい雰囲気ができて、結果、仲間意識を持ちやすくなる。」という点です。

私も日々、いろいろなコミュニティに出向くことがありますが、
とっても居心地がよく、すぐに打ち解けられるコミュニティと、
なかなか馴染めず浮いてしまうコミュニティがありますが、
それは、自分とその場にいる人と「共有していること」を
無意識に察知したり探ったりして判断しているのかもしれません。

コミュニティ運営において大切なことは、
コミュニティ内で「共有していること」は何かを明確にして
集客する際やスタッフを募集する際には、それを発信していくことと、
リーダーやコアメンバーが意識して活動することかもしれません。


そして、子育て支援コミュニティを運営しているゼミ生からは
「コアメンバーは4人で、リーダーを決めていないので、
意志決定に時間はかかるが、このままのスタイルでもいいと思っている」

という意見に対して、講師の広石からは、

「やりたいことを達成するために、メンバーの運営において
どんな目的とルールを持つのかは、いろいろな方法があると思います。
ゴレンジャーは、50レンジャーになったら、より多くの課題を解決できるのか?

違いますね。

面白い事例があります。
韓国のソンミサンという地域に、25世帯で移住し、
25世帯の子どもが通える共同幼稚園を作ったグループがいます。
25世帯の子どもの中で1人が卵アレルギーだと発覚したときに、
卵の使用について、1人だけ別メニューか否か、1年間も議論が続いたそうです。
しかし、議論をしていると、アレルギー反応の出ない卵を発見したことで解決した。
ここから学べることは、25世帯で助け合うために引っ越したので、
議論に1年間かかっても、「25世帯で一緒にやれる方法」を大切にした結果だということ。」


コミュニティの運営メンバーを増やすべきか。
増やすなら、どう増やすか。
そもそも増やす必要はあるのか。
運営メンバー内で何を大切にしてどう運営していくのか。
この方法には、いろいろな可能性があることを学びました。

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