[6/30]ブックトーク「社会人のための夏休みの課題図書を探そう!」~吉田のりまきさんをお迎えして 開催しました!

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「本は本じゃない」「本は、紙とインクにあらず」
といった名言も飛び出したブックトークの会。改めて、本の奥深さや、場作りの一つのアイテムとしての優秀さ、本のバックにあるそれぞれの人の思いなどに気づき。本を通じた場作りのおもしろさや可能性を感じる会となりました。

ゲストは、科学絵本のよみきかせ「ほんとほんと」の主宰でもあり、JPIC読書アドバイザーでもある吉田のりまきさん。本を通じた場作りを長年にわたり実施されてきています。また、サイエンスコミュニケーター・ライターとしても活躍されているのりまきさんは、人の知識や認識として抜けているすきま部分を、お仕着せでなく知らせることができ、また、そのことでと次のステップへとつながることも本の魅力であるとおっしゃっています。

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まずは、前半はのりまきさんのナビゲートによるブックトークです。最初は、それぞれの自己紹介も兼ねて、大人の課題図書として持参した本を紹介しあいました。人生の転機、今感じていること、自分の今の興味、根津という場所からなど、それぞれの選んだ理由や、本の内容を説明しているその言葉の端々に、それぞれの一冊の本に対する思いが伝わってきます。

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一通りの本の紹介が終わった後、のりまきさんから、本の一文を抜き出してラッピングされた本のプレゼントがありました。参加者は、中身のわからないものを、その1文の印象だけで選んでいくのです。絶妙な文のセレクトであり、自分のイメージしたものではないものが出てきたときの心地よい裏切りのワクワクさ。それをみんなで共有することで、また、その人なりの考え方もわかります。のりまきさんの粋なサプライズです。そして、手にした本は、恐らく自分では選ばないような本であり、これが大人の課題図書であると納得です! これも一つの本を通じた場作りの手法です。

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後半は、縁パブとして、ブックトークを体感してみてのそれぞれの気づきの共有と、「読書会とはいったい何か?」をお題にした対話を行いました。
ブックトークを体感してみての気づきや新しい発見として
・本って本じゃないかも。
・人に勧めることを考えた読書のあり方もあるのに気づいた
・1冊の本への思いが、人の生き方とリンクしているのを再確認した
・ワンフレーズの秘めた驚きを感じた
・誰一人として、本の紹介が1冊もダブらないのがおもしろさ
・本の読み方は、読者により異なることを目の当たりにした。
・本の交換というやり方はぜひ実践したい。想像のギフトになる。
といったものが挙がりました。
また、新たに感じた疑問では、ブックトークの手法についての具体的なものが多く挙がりました。それも、みなさん、自分で実践してみたいという思いがあってのことのように思います。
・他者の薦めた本と出合いう喜びはあるが、それをもっと深くつながるにはどうしたらいいのか?
・本を通じて出会うにはどうしたらいいのか?
・偏ったものや、理解しにくいテーマが出されたときにはどうしたらいいのか?
・本を通じて、違うことを見つけあうこと、共通すること(共感とか)ではなくて、違うを深く認め合うにはどうしたらいいのか?
・小学生を対象にするには?
・1冊の本をみんなで読むような形式の場合の、共有の仕方は?

「読書会って何?」の対話では、読書会はコンテンツを紹介し合っているように見えて実は、お互いの人となりを理解し合う場。また、「本を通じて」という何かを伝える、主張することもできるので、対立しているような意見も本を通じていれば出しやすいし、また、逆に、自分の考えとは異なる本を選んでみることで、自分との異なるものを認め合う要素もあるのではないか。そういう共感しあうだけでない読書会も必要である。中には、自分のことをさらけ出せない人も参加することもあるので、その人のことを配慮することも重要だし、どんな本も受け止める安心感のある環境を作ることも大事という意見がでました。

最後のふり返りでは、場作りをやってみたかったが本を通じてならできそうだとおっしゃって頂いた方もおり、参加者全員で本の可能性を感じる会だったと思いますし、また、自分でもやってみたいと思わせる会だったと思います。そして、のりまきさんのおかげで、みなさんに「楽しかった」と言って頂きました。このワクワクさや楽しさが、なんといってもブックトークの魅力であり、また、次回も会いたいね、参加したいねというつながりになっていくのだと思います。
今回、のりまきさんから、プレゼント本としてご提供いただきましたが、これは、次はこれをまた、誰かにプレゼントしてもらいたいという、本を通じたご縁をつなげてほしいというのりまきさんの思いからのものです。

「次回もあなたに、そしてあなたが選んだ本に出会いたい」by 吉田のりまき

今回、紹介された本やのりまきさんからのプレゼント本は以下の本棚にならんでいます。ぜひ、お手にとって見てください。

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