今年1年をふり返る!~メールマガジン108号「根津の街から」

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メルマガ 今年1年をふり返る!

今年、最後のメルマガは、スタッフによる1年のふり返りです。エンパブリックが、ワークショップや講座等の中で、もっとも重視しているといってもよい「ふり返り」。皆さんもぜひ、反省会ではない、次へつながる今年の「ふり返り」をしてみませんか。

今年も残すところわずか。1年間エンパブリックをご支援いただきまして、誠にありがとうございました。

[INDEX] ――――――――――――――――――――――――――――――

 1.正解のない問いという不安を共に生きる   ~もがき続けた一年をふりかえって (広石)

 2.入社一年目を前向きに過ごす   ~「何のために・どうやって」を考えて人と話す (小林)

 3.年長者こそ成長しないと    ~チーム力について改めて (矢部)

 4.始まりは小さなことから (松井)

 5.編集後記

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1.正解のない問いという不安を共に生きる   ~もがき続けた一年をふりかえって(広石)

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本年も、エンパブリックと私たちへの温かいご指導、ご支援をたくさんいただき、本当にありがとうございました。

この一年、エンパブリックは構造改革に取り組んできました。そして、構造改革の難しさの中で、もがき苦しむ一年だったと思います。

長年、取り組むべきと考え、いくつかトライをしてきたがうまくいかなかった2つのテーマがあります。一つは、広石中心とする会社運営から、個人に頼らない組織運営への転換。もう一つが、事業の柱を講座からツールへと転換することです。
ビジョンとゴール像は、かなり明確になっています。しかし、これまでの継続性をふまえ、人も資金も限られた中で変革に取り組むことの難しさは想定以上でした。

ここまでのところ、まだまだ成功はしていません。かなり負け込んでいる状況です。

失敗もいろいろとあり、スタッフも僕も色々と傷つくこともありました。
そうやって、うまくいかないことを重ねていく中で、「経営」「リーダーシップ」「信頼」「協力」について多くを学びました。

その中で、私たちにとっても、そして、おそらく多くの日本の働く人や家族にとって、「不安との付き合い方」が大切なポイントなのだと考えました。

構造変革には、不安がつきものです。
新しい取り組みは本当にうまくいくのか? 今より負担が増えるのか? このメンバーでできるのか? お金はもつのか?
不安は、自分を守る本能でもあり、リスク・マネジメントの基盤です。ただ、不安はカタチがなく、つかめないもので、消したい!!と思うほど、逆に募り、無自覚にストレスとなっていきます。そうすると、現状が良いとは思わないが、現状維持の方がリスクは小さく、不安からは解放されそう。。。

この循環は、エンパブリックだけでなく、今の社会の色々なところで、時に自覚的に、時に無意識で動いている循環なのかもしれません。

その中で、改めて、私たちのテーマである「正解のない問いを共に生きる」の意味が浮かび上がってきました。
「これで大丈夫」という解があれば、すっきりします。自分ですっきりできるなら、自分一人でやってしまったらいい。

「問い」に正解がないとは、すっきりできず、模索しながらい続けることです。僕たちが生きるのに正解はない。だから、周りの人たちと共に試行錯誤し、これでいいのか、不安を抱えながら、検証と改善、修正を繰り返していくことが大切になる。厳しい時に協力できる協力とは何か?

そこで行き着いたのが「Collective Style(持ち寄りとお互いさまを大切にした協力の進め方)」というコンセプトであり、社内外で実践してきたからこそのノウハウは「クリエイティブ事務局・実践プログラム」というカタチになってきました。

私たちは、まだまだチャレンジャーです。だからこそ、来年も、正解のないたくさんの問いを、みなさんと共に生きていきたいと思っています。

 

※「クリエイティブ事務局・実践プログラム」については、こちらをご覧ください。 http://nez-studio.jp/?p=6249

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2.入社一年目を前向きに過ごす  ~「何のために・どうやって」を考えて人と話す(小林)

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あるとき、取締役の諏訪から言われ、ためしに使ってみたのが「3年後の自分を考える」というワークシートでした。仕事は楽しいけれど本気で関われているのか?自分がこの会社にいる意味は?といろいろ考えた時期だったので、家族や結婚のことを含めた人生のことが思い浮かび、いま自分の感じている不安と希望がどっと押し寄せてきました。そのおかげでいま何をすべきかがクリアに見えました。

毎日、仕事で忙しくしていると、なぜこの仕事をしているのか、何に向かってやっているのか、わからなくなってしまうことがあります。同じくらいの世代の人と仕事について話すと、働き方・生き方の話をすることが多く、「なぜこの会社で自分が働いているのか」を納得して働きたいニーズがあるのだろうと感じます。

ワークシートでできるのは、「考え方の筋道を先に決める」というシンプルなことですが、答えのない問いに向かうときに威力を発揮してくれます。ワークショップ開発や事業づくりのシートを、日々の会議や打合せでも使うようにしてみたら、行き詰まっていた講座開発の問題を社内で共有できたり、講座を一緒に企画した打合せの相手が、おかげで深い話ができたと喜んでくださったりしました。

仕事で悩んでいると、いつのまにか「自分がだめだからこの仕事がうまくいかないんだ」と思ってしまいがちですが、「考え方の筋道ができていないから、うまく結果が出ない」と思えると見え方が変わります。

思考を外部化するという考え方は、エンパブリックで進めているCollective Styleというワークスタイルでも重要なカギになっています。「何のために」「どうやって」という枠組みをもとに、自分のやろうとしていることを人に伝え、フィードバックをもらう。来年も、自分の考えが相手に伝わること、そこから一緒に考える意識を忘れず邁進していきます!

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3.年長者こそ成長しないと   ~ チーム力について改めて(矢部)

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先日、矢部企画のコラージュ縁パブの際に、コラージュづくりの中から出てきた今年の私の1年のふり返りキーワードは「混沌」「幸福な関係」「年を重ねて楽しい」でした。混沌とした日々を、仲間たちとの幸福な関係中で過ごす中で、自分のこれまでの働き方の価値観の過ちに気づく一方でまた、自分の中にある自分自身の価値にも気づき勇気をもらいました。そして、何よりもチームで仕事をすることについて改めて考えさせられる1年だったといえます。

自分が若いころに身に付けた働き方の概念や美徳感、例えば、トップダウンで強いリーダーが引っ張り指示を出す、個人の能力と力量で与えられたものをこなす、チームに迷惑をかけないためになんとか自分で解決するといったものは、自分の中でなかなか変えられないもの。しかし、今年の「混沌」の中で、こうした働き方だけではどうしようもなく対応できないという場面に遭遇したり、自分が持っている以上のものは出せないということへの気づきがあり、それが自分の中で働き方の考えをかえ、外に目を向けるきっかっけとなりました。できないなら仲間に助けてもらう、人に聞いてみる、お客さんに聞いてみる。年をとるとなかなかこういったこともできない環境にあったり、気持ち的に難しいこともあるかもしれませんが、「自分ではできない」と勇気を持って認めることが逆にチームのためになるのだと、改めて感じています。また、こうしたことは、今年出会った多くの理系女性リーダーの方からも教えていただきました。

そして、会社的にも個人的にも私の中にあった「混沌」。しかし、これもまた「人生」だと納得できたのは、逆に年を重ねているからかも!と「歳をとるのも悪くないな」とふと思えたのも今年の収穫です。

来年も、年長者の強みと弱みを冷静に受け止め、おばちゃんなりの成長を目指したいと思います。そして、「幸福な関係」で私を受け止めてくれた仲間に、改めて感謝です!

 

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4.始まりは小さなことから (松井)

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思いついた小さなことをとにかくやってみる、そこからちょっとした勢いがつき、生活は大きく変わり始めるというお話を少しだけ。

私、松井は今年、人生初めての転職を経験しました。その転職のきっかけとなった日は、とても小さな行動にポイントがあったように思います。

3月初旬の日曜日の午後。「カフェでゆっくり本を読みたいな」と思って原宿の自宅から本を持って出かけたのですが、その日のランチタイム、お目当てのカフェはすごく込んでいて断念。よく晴れた日だったので、人出も多かったのでしょう。そこで私は「近所の代々木公園で読書するのもよいかも」とふと思いつき、公園に入り、人の少ない奥へ奥へと進んで行きました。思いついても普段なかなか行動に移さない私ですが、「ちょっと奇抜なアイデアかも」と思いながらも歩いていくと、偶然、静かで日当たりのよいベンチを見つけ、そこで本を読み始めました。

2時間くらい本を読んでいて、日が傾き始めた頃、ベンチの近くの木の枝に小鳥が入れ代わり立ち代わり飛んでくることに気がつきました。ヤマガラというグレーと褐色のきれいな鳥で、フォルムもなんともかわいらしい。木の下にある水場で順番に水浴びをしています。冬の夕方、まぶしい西日を浴びて小鳥たちが健気にも順番に水浴びをしているのを見ていたら、なぜだかすごく感動してしまいました。本当に不思議なもので、実は、これが私の今年一番感動した瞬間でした。

この小さな体験から、私は「思いついたことは、とにかくやってみよう」という気持ちになっていました。そして、その日の夜だったと思います、インターネットで偶然、「新しいエンパブリックをつくるスタッフ、パートナー募集」という文字を見つけることになります。「もう年齢的に仕事を変えるのは無理」「今の仕事の環境はとても恵まれているし」という考えもあったのですが、「エンパブリックのスタッフになるという、突然目の前に現れたアイデアに対しても、とにかくやってみよう」と直感的に思いました。公園での経験で、どこか勢いづいていたのかもしれません。そして、私はこのあと、エンパブリックに連絡を取ることになります。この日から、生活が大きく変わり始め、今まさに皆さんに向けて、このメールマガジンを書いている自分がいます。

皆さんにお伝えしたいのは、始まりは小さいということかもしれません。その始まりともいえないような小さなきっかけをもとに、行動に勢いをつけていく。ふりかえってみると、人生の分岐点は本当に些細なところにあるのかもしれません。「分岐点は小さい」と知ったことが、私にとって、2014年の大きな学びだったと思っています。

皆さんにとって、来年がよりよい年になりますように!

 

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5.編集後記(矢部)

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この時期は受験生をお持ちのご家庭では、最後の追い上げということでお正月どころでないという状況ではないでしょうか。受験といえば、この時期の模試の結果(順位や合格判定)は、親子どもども一喜一憂しがちなもの。しかし、受験当日に最大限の力を発揮できるようにするために最も大事なことは、目の前の結果ではなく、「ふり返り」。自分の子どもたちにも、試験の点数や結果はどうでもいいから、「なぜ、その結果だったのか分析するように」「大事なことは見直しだよ」と言っているものの、あまりの悲惨な結果を目の当たりにすると、冷静でいられないのが母親というものか…。子育ては、理念どおりにはいかないものですね!

受験生もそうでない方も、体調に気をつけて、どうぞよいお年をお迎えください!

 

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」(第108号 2014年12月26日配信)

発行責任者=諏訪玲子

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