新しい方法論へのチャレンジ~empublicメールマガジン「根津の街から」

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2014年も残すところ後1月となりました。今年、エンパブリックが関わらせていただいた新宿区「平成26年度地域コーディネーター実践講座」、
杉並区 すぎなみ地域大学「社会貢献型イベント企画・実践プログラム」での場づくりのイベントが今週末に開催されます。当日のご参加も大歓迎です!

○新宿区
「親子一緒に新聞紙で遊ぼう!」
12月6日(土)11:00~13:30@新宿社会福祉協議会 地下A会議室
(新宿区高田馬場1-17-20)

「まちあるき~神楽坂を愛する人を増やそう!」
12月6日(土)13:00~15:00@角筈地域センター7階クッキングルーム
             (新宿区西新宿4-33-7)

○杉並区 
「杉並と認定NPOカタリバの遭遇 ~カタリバ、知っていますか?」
12月7日(日)、13~16時@セシオン杉並

[INDEX] ――――――――――――――――――――――――――――――

1.【コラム】成果を出せるチームをつくるには?
   ~納得して実行して理解する (諏訪)

2.【コラム】価値観の共有が育む強さとは?
   ~パタゴニアでの実践から学んだこと (斉藤)

3.【コラム】「Story of self」を語る大切さ
   ~一人ではわからない自分を知る (矢部)

4.【根津スタジオ】対話の場づくりを通して、
           ともに歩む仲間を見つけよう!

5.編集後記

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1.成果を出せるチームをつくるには?
  ~納得して実行して理解する(諏訪)
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これまでエンパブリックでは「同じ未来を描き、そこに向けて力を持ち寄りあい、大きな成果を出す」ために、様々な試みをしてきました。一つ一つ丁寧に進めていく中で、これまで気が付かなかったスタッフの力に気付かされることも多くあります。

ですが、最後の「大きな成果を出す」ということを考えたとき、「同じ未来を描く」のと「力を持ち寄る」だけでは達成できないことがわかってきました。

「正解のない問い」を生きる私たちは、いつでも進むべき正しい道が見えているわけではありません。同じ未来を見ていて、お互いに発揮すべき力がわかっていても、それぞれに別の道が見えていることも多いのです。

エンパブリックでも、新しい事業展開を考えた際「今後はツールの開発に注力していくから、とにかくツールを作ろう!」と一直線に進もうとするスタッフや、「目の前にたくさんのお客さんの要望があるから、まずはそれに応える!」と目の前に状況に対応するスタッフ、そして、「まずは会社の状況を冷静に判断しましょう」と情報を集めていくスタッフと、同じ未来を描いているはずなのに、進もうとしている道(アプローチ)が違うということが起きてしまいました。

その中でわかってきたのは「同じ未来を描けているか」はもちろん大切ですが、それ以上に「同じ道を進むということに納得できているのか」について、一つ一つ確認していくことが重要になる、ということです。

そして、その時にスタッフ一人一人が、完全にその道の正しさを理解していなくても、自分自身がその道を進むことに納得し、強い想いと責任を持っていれば、まずは進み始めることができるということ。実際に動き出し、力を出し合い、成果を出せたときに初めて、進むべき道の正しさを、みんなが理解できるのです。

それをエンパブリックの中では「納得して実行して理解する」と言っています。

それから私たちは、納得して進むための方法とは?話し合い方とは?を追求してきました。そしてそれが、これまでとは異なる「新しいチーム」をつくるための基盤になると考えています。

そんな試行錯誤の中から見えてきた、成果の出せるチームをつくるためのクリエイティブな事務局のつくり方を、1~2月に連続講座として開催します。ぜひ一緒に、成果の出せるチームづくりについて、考えていきましょう!

◇「クリエイティブ事務局」100日間プログラム
 ~組織における事務局機能のバージョンを上げるには?

http://nez-studio.jp/?p=6242

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2.価値観の共有が育む強さとは?
  ~パタゴニアでの実践から学んだこと(斉藤)
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先日、弊社代表 広石がパタゴニア主催のオフサイトの会議に参加させていただく機会に恵まれました。パタゴニアといえば、アウトドアグッズのトップブランドで、創業者であるイヴォン・シュイナード氏が著書『社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論』でも紹介された様に、環境に配慮した経営の実践という、明確なビジョンや価値観を持っていることでも有名です。実際にオフサイトの会議でも、環境を保護するためのムーブメントをどの様に作っていくかについて、様々な関与者が集い、対話の場が築かれました。

私もオフサイトの会議とは別の研修で、店舗スタッフの方に直接インタビューさせていただいた経験があります。パタゴニアでは、働く際の行動指針として4つのコアバリュー[Quality(製品の品質)、Integrity(誠実さ)、Environmentalism(環境主義)、Not Bound by Convention(慣例にとらわれない)]を掲げています。

研修でインタビューさせていただいた際も、会社の広報の方ならともかく、店舗のスタッフの方からもすらすらとこのコアバリューについてのお話が出てきてびっくりしました。日々の店舗スタッフミーティングの中でも、例えば接客の方法について悩んでいる場合は、コアバリューに立ち返りながら、より良い接客のあり方についてみんなでディスカッションすることもあるそうです。

また、パタゴニアには最低限のマニュアルしかないとも伺いました。マニュアル化することで作業を効率よく進めることができる面もあるかと思いますが、マニュアルに依存し過ぎると柔軟な対応ができなくなり、個人の創造性が発揮されなくなってしまいます。それは、個人の働く楽しみを奪ってしまうことにも繋がるのではないかと思います。

日々の業務に一生懸命取り組んでいるけれども、結果が付いてこない。どこか閉塞感がある。そんな時には、既存の方法論とは違った柔軟な対応が求められているものです。組織として体現したい働き方の指針を深く共有した上で、各スタッフのオリジナリティを加えた、そんな創造的な働き方が求められているのではないでしょうか?

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3.「Story of self」を語る大切さ
  ~一人ではわからない自分を知る(矢部)
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社内で新規のプログラムを開発するにあたり「パブリックナラティブ(共に行動する仲間を巻き込むためのストーリー)」を作成するために、「Story of self」というワークショップを実施しました。これは、パブリックナラティブをつくる一つのステップで、一人の聞き手が「なぜ今、あなたはここにいるか?」から始まり、対話を通じて話し手の中の体験や今の価値観、仕事についての根幹部分をあぶりだし、共有することで、ミッションを達成するためのパワーに換えていきます。

実施してみて、初めて「自分の中にある想い」に触れることができたのは新鮮な体験であり、大きなパワーとなりました。このプロセスでは、他者からの問いかけにより「自分の根幹にあるものの価値」に気付かされました。結局、自分自身のことほど、自分一人ではよくわからないのだと改めて実感しました。

思い返してみると、自分の子育てが、かなり過保護ではないかと少し負い目に感じていた時期がありました。それをある人に話したところ、そこまで子育てを全力でやり切っていると思えばいいのではと言われて、そうか!と気づいたことがあります。その体験が、今でも自分の中での子育てに対する自信となっているところもあります。

たとえば1年のふり返り。これは、自分でこっそりとやるというイメージではないでしょうか。そういうやり方もあるかとは思いますが、それだけでは、きっと本当の「自分の1年」として見えないところもあると思います。他者の力を借りてこそ、より深く自分の想いに気が付くふり返りができると思います。

今回企画した「コラージュ縁パブ」は、コラージュを使って自分の内面にある想いをあぶり出し、さらに他の参加者と対話をしながら、一緒に意味付けしていくことで、一人ひとりの1年の価値を見つけ出していきます。集まった仲間と一緒に、楽しく1年の「自分」をふり返りながら、お互いの成長を見出し合いませんか?

だって私たち今年も頑張ったんだもの!

◇縁パブ「コラージュ縁パブ 1年をふりかえる女子会」
「私たち今年もがんばった! 自分で自分をほめよう」
【日時】12月7日(日) 10:30~12:30
【対象】一年を共にふり返りたい女性(申し訳ありませんが女性限定です)
【詳細・申込み】http://nez-studio.jp/?p=6065

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4.[根津スタジオ]対話の場づくりを通して、
             ともに歩む仲間を見つけよう!
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根津スタジオでは、「対話の場づくり」をキーワードにさまざまな講座を展開しています。スタッフが講座を担当するときに意識しているのは、参加者の「本当はこうしたい」という想いを共有していただくことです。問題意識や願望を表に出してもらうことが、同じ場にいる方たちと対話を促す一番のきっかけになるからです。

わたしは大学院に通っていた当時、「学校の先生の協力関係」をテーマにし、研究を通して教育に貢献したいと思っていました。しかし、同期のテーマとも毛色が違って相談しづらく、研究の協力を得るのも難しく感じていました。研究が行き詰まったとき、後輩に初めてうまく行っていないと相談したら、一緒に親身になって考えてくれました。自分自身の想いをしっかり伝えることが、対話を生み出すきっかけになると気付いた瞬間でした。
エンパブリックでは「自分の想いを共有することで、応援してくれる仲間を作り、みんなで成長する、相互作用のある対話の場」をもっと作って欲しいという想いから、根津スタジオで場づくりのノウハウをお伝えしています。

12月の根津スタジオでは、(1)「縁パブ」という個人の問いをもとに対話を行うプログラム、(2)実際に人が集まったとき、その場をどの様に運営していくかを学ぶ「雑談から始まるファシリと場づくり」「ワークショップ・デザイン」(3)組織の中で対話を促す「講師・先輩スピーカーになろう!」、組織の外からやってくる講師と内部の人とを繋げる「共に考える講座のつくり方(コーディネート編)」などを実施予定です。

ご興味のあるテーマを探しに、ぜひホームページにいらっしゃってください!

◇根津スタジオホームページ

http://nez-studio.jp

◇雑談から始まるファシリと場づくり
【日時】2014年12月9日(火)19:00~22:00
【詳細・申込】http://nez-studio.jp/?p=52

◇ワークショップ・デザイン(前後編セット)
【日時】2014年12月19日(金)12:30~17:30
【詳細・申込】http://nez-studio.jp/?p=3942

◇あなたの経験をみんなの学びに!~講師・先輩スピーカーになろう!
 第1部・第2部セット
【日時】第1部 12月20日(土) 10:00~17:30
    第2部 12月21日(日)10:00~17:30
【詳細・申込】http://nez-studio.jp/?p=5886

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5.編集後記 (斉藤)
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2014年も早いもので12月に突入しました。つい先日、2014年の目標をお正月に設定したばかりの様な気もしますが、時間の流れはあっという間ですね!年々、早くなっている気もしますが(笑)

最近、自分自身の行動をしっかりと振り返ることで、経験の中からの学びや気付きをいかに深められるか、ということにチャレンジしています。意識的に振り返り、自分の中の経験を抽象化・結晶化することで、同じような状況が発生したときの対応力や人に経験やノウハウを伝える力が少し上がった気がします。

この1年、頑張った自分の努力を最大限活かしてあげるためにも、12月のお休みに振り返りの時間を持ってみてはいかがでしょうか?

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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」
(第105号 2014年12月5日配信)
発行責任者=諏訪玲子
株式会社エンパブリック: http://empublic.jp
根津スタジオ: http://nez-studio.jp/
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