「わかってる」は学びの一番の敵~empublicメールマガジン「根津の街から」

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今回は、学びにまつわるコラムが盛りだくさん!

年末に向けて、今年を振り返りながら、学びほぐしていきましょう。
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1.【コラム】「わかってる」は、学びの最大の敵
~学びを促す「問い」を見つける(諏訪)

2.【連載コラム】あなたの経験を学びに変える
~後輩への指導って面倒ですか?(斉藤)

3.【コラム】企業における“フォロワーシップ”とは?(矢部)

4.【ゲストコラム】 bond place 小笠原祐司
場づくりの守破離(3)「離~応用できる“学び”の経験」

5.編集後記
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1.「わかってる」は、学びの最大の敵
~学びを促す「問い」を見つける(諏訪)
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講座や講演などに参加したときなど、新しい視点を手に入れ、自分がレベル
アップしたような感覚を覚える方も多いのではないでしょうか。改めて気付
いたことや、新しい発見については、メモを取って忘れないように工夫して
いる人も多いと思います。

ですが、自分の現場に戻り日常の中では、ついその新しい視点を忘れがちに
なってしまい、せっかく学んだ知識を、実際の現場に取り入れるのは難しい
と感じてしまうことも多いのではないでしょうか。
私たちは、新しい視点を得た時、学びを得たような感覚を持ちます。ですが
本当にその学びを活かせるようになるには、何が大切なのでしょうか。

そこで、私たちは「問い」に注目しました。かの有名なアインシュタインも
問い続けることが一番大切だと言っています。自分の中に「問い」を持つと
その視点で社会を見るようになります。これまで気にならなかったことが、
気になるようになり、これまで気が付かなったものの魅力に気が付くように
なる。その「問い」をもって生きるプロセス自体が、一番の学びになるので
はないでしょうか。

エンパブリックが開催する連続講座では、「学びのノート」を渡しています。
そこには、毎回のふりかえりの項目として、「新しく気付いたこと」の他に、
「新たに生まれた疑問」「余計にわからなくなったこと」があります。
そして、翌回は、その問いの確認から講座が始まります。

例えば、社会資源を考える回では、
「社会資源は自分のやりたいことがないと見えてこない。自分の地元にも、
本当は社会資源があったのだろうか?」
チームづくりを考える回では、
「やる気がないと思っていたあの人は、本当はうまく言えないだけなのか?
うまく言えるようにするためには、何ができるんだろうか?」

「わかってる」は学びの最大の敵。
自分なりの「問い」をみつけて、学びを深めてみませんか?

◇縁パブ「気づきを促すノートとは?」
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【日時】2015年1月16日(金)開催予定
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2.連載コラム「あなたの経験を学びに変える」
~後輩への指導って面倒ですか?(斉藤)
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先日、新卒入社の小林と社内のミーティングをしていたのですが、なかなか
話がかみ合わず(笑)、そもそものミーティングの議題設定のやり方や作業
設計の方法論を伝える機会がありました。皆様の中にも、後輩に仕事のやり
方を伝える際に、自分の仕事が止まってしまい、ちょっと面倒だなと感じる
方もいらっしゃるかと思います。

今回、小林にノウハウや経験を伝える中で、後輩を指導することは、3つの
意味で自分自身にとっても重要だと感じる様になりました。

1つ目は、経験やノウハウを伝えていくことで、後輩の業務効率が改善され
チームとしての生産性があがること。

2つ目は、後輩に仕事を教える過程において、自分自身の業務経験を定型化
して伝えることで、自分自身の業務の効率性が改善されること。

最後は、後輩に自分の言葉で業務の大切さを伝える過程で、その重要性を
自分自身が深く理解するということ。

社会人として年次を経ると惰性で仕事をこなせる様になるため、業務の大切
さを考えることをついつい忘れがちだなと感じました。
後輩への指導は大切だなと思いながらもついつい面倒だと思いがちですが、
今後はその機会を積極的に活かして、自分自身の気づきや学びも深めていこ
うと思います。

◇あなたの経験をみんなの学びに!~講師・先輩スピーカーになろう!
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3.企業における“フォロワーシップ”とは?(矢部)
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チーム運営には、色々な立場の人の存在とその人なりの関わり方を認めて、
それぞれの役割を持つことが大事、というのは、これまでエンパブリックが
提唱してきたことです。これは、ボランタリーな組織の場合もそうですが、
実は、会社組織でも同じです。

リケジョプロジェクトで、大手企業の女性研究員リーダーの方にお会いした
時、自分はリーダーとしてチームのメンバーに必ず「フォロワーシップ」を
持って仕事をするように言う、というお話を聞きました。

今、企業では育児や介護などの事情により、多様な就労形態で働く人が多く
いて、チーム運営に苦慮していたり、時間だけでは測ることのできない成果
や貢献をどう考えるかという問題があります。
こうした中で彼女は、例えば、子育てをしながら時短で働いていたとしても
単にこなせる仕事をこなすだけではなく、フォロワーシップを持って自分に
できることでチームに貢献すること、それぞれ立場での意見を提言していく
べきとおっしゃっていました。それは、組織に属しチームで仕事する上での
義務であり、「仕事に誠実であれ」という私の仕事哲学でもある、と。

これは、時短で子育てしている人だけなく、新入社員や若手メンバーも含め
すべてのメンバーにいえることではないでしょうか。そして、このように、
それぞれの立場でフォロワーシップをもって仕事をするという考えは、ダイ
バーシティを推進する根幹的な考え方になるのではないでしょうか。

組織運営、チーム運営というとリーダーシップがともかくも注目されますが
同じくらいに構成メンバーのフォロワーシップが実は重要です。リーダーだ
けでは対応できない課題を対応するためには、チームで対応するしかない、
そうしたときに構成メンバーのフォロワーシップが大きな力となるのです。

今回あえて、リーダーでないメンバー「フォロワー」に注目し、その醍醐味
役割を議論する縁パブを企画しました。
フォロワーであることについて深く考えることで、組織の中、チームの中で
の自分の役割を再認識してみませんか?

◇縁パブ「参謀的生き方~ベストなフォロワーってなんだろう?~」
【日時】12月5日(金)19:00~21:30
【対象】代表の右腕になりたい人・ナンバーツーを楽しみたい人
【詳細・申込】http://nez-studio.jp/?p=6003
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4.【ゲストコラム】 bond place 小笠原祐司
場づくりの守破離(3)「離~応用できる“学び”の経験」
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みなさま、こんにちは。bond placeの小笠原です。
前回までに「守・破・離」の守と破についてお話をさせていただきました。
3回目の今回は「離」についてです。

「守」で型を守り、「破」で自身のオリジナリティーを作る過程を通り、
様々な経験を積み重ねて、独自の道、やり方を発見し、型から「離」れてい
る状態が場づくりの「離」だと解釈しています。

「離」がうまくいくポイントは3つあると思います。

(1)自分のオリジナリティーが自信を持ってできている状態
僕の場合は、緊張感がある場が嫌なので、初めての方でも来た時になるべく
緊張感を無くして参加してほしい。この場は楽しいかもしれないと、思って
もらえるように、対話の場の中でも、合間合間で笑いを多く入れたりするよ
うにしています。
色々とやっていく中で、その部分を入れているかいないかで参加者の満足度
が違うことに気が付き、自信を持つようになりました。また、自分はどんな
状況の時にどうやって対応しているか、どんな声がけをしているか、結果と
して参加者がどのような状態になっているか、イメージできるようになると
繰り返し自信を持ってできるようになっていきます。

(2)「守」を守れているから、できることもある
だからといって、なんでもかんでも型から離れればいいわけではありません。
千利休の「利休道歌」の中で、「規矩作法 守り尽くして破るとも 離るる
とても本を忘るな」と述べています。
規則や教えを守りながら、いつか基本を打ち破り臨機応変に対応しながら、
教えから離れていくことも大事なのですが、根本を忘れてはいけないですよ
という意味になります。
僕の場合は、参加者の状況によって笑いを入れる時、入れない時。
自身のやり方が全てではなく、場の本質がわかっていれば、対話を促すには
どうしたらいいのかに戻ることもできます。

(3)「離」で終わりでない
「離」にたどり着いたからといって、そこで終わり、ゴールではないと思い
ます。「離」まで身につけたからこそ、また新しいステージにいける。
その上でさらに、新しいことにチャレンジしたり、さらには上には上がいる
ことも見たりすることができます。そして、新しいテーマに関心を持った際、
また違ったテーマ、内容で「守破離」に流れていくのではないかと思います。

一度「守破離」の学びの経験をしていると、他のテーマに関しても、学びの
仕方を応用できると考えています。僕は、数字がめちゃくちゃ苦手なので、
今は会計関連の本をまとめて読みながら、次の「守破離」を試しています。

場づくりに関しての守破離として3回に渡って書かせていただきましたが、
最後にも書かせていただいた通り、学び方はさらに他のテーマでも広げるこ
とができると思います。色々と試していただければ幸いです。

◇bondplace の活動内容はこちらから

http://bondplace.jimdo.com/

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5.編集後記
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毎年我が家では、3軒隣に住むシェアハウスの友人たちと、合同忘年会を開
いています。今年は、さらに地域を巻き込み、我が家の裏にある雑貨屋さん
や居酒屋さん、地域でアート活動している友人たちと、コラボレーションし
ようと企てています。
ホームパーティーを通じて、地域の人と出会えるような、忘年会にしたいと
思っています。

楽しい暮らしができるように、
友人たちが近所へ移住してくることを願って。
(長谷川)
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株式会社エンパブリック メルマガ「根津の街から」
(第104号 2014年11月28日配信)
発行責任者=諏訪玲子
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